ドライアイについて
ドライアイとは?
ドライアイとは、眼を守るための役割を果たす涙の量が低下した場合や、量が変わらずとも粘膜の異常によって均一に行き渡らなくなり、様々な症状を引き起こす病気です。
眼の病気とも涙の病気とも言われるドライアイですが、男性よりも女性のほうが発症しやすい特徴があります。
また、オフィスワークをしている方、スマートフォンなどを長時間目にしている方も注意が必要です。
ドライアイの症状と原因
ドライアイには以下のように、人によって多くの症状が見られます。
- 眼が乾く
- 眼が疲れる
- 眼がゴロゴロする
- 充血する
- 不快感を覚える
- 光がまぶしく感じる
- 目やにが出る
- 眼がかすむ
- 視力が低下する
この他にも挙げ始めたらキリがないほど、ドライアイには様々な症状があるため、心当たりのある方は点眼薬で済ませるのではなく、早期に眼科を受診しましょう。
また、症状と同様にドライアイには多くの原因が考えられます。
- コンタクトレンズの装着
- パソコン、テレビ、スマートフォンの長時間使用
- 室内の乾燥
- 加齢
- 夜更かし
特に、ドライアイは若年層の病気として認識している方が多く見受けられますが、加齢によるドライアイも起こり得ます。
年齢を重ねるに従い、涙をせき止める結末が緩んでしまい、ドライアイとなる可能性が考えられますので、若年層に限った病気とは考えないよう注意が必要です。
ドライアイの手術・対策
ドライアイは手術まで発展するケースが少ない病気であり、放置しても失明の危険性は少ないと言えるでしょう。
しかし、一時的な目の渇きと自身で判断してしまうと、思わぬ合併症を引き起こすケースもありますので、必ず違和感を覚えたら眼科を受診してください。
治療法は主に、点眼薬の投与と涙点プラグの挿入が一般的です。
多くのケースでは点眼薬を処方され、ドライアイの症状が改善されるかどうか経過を見る形になるでしょう。
ただ、点眼薬の投与で状況が改善されない場合には、涙点プラグの挿入が行われます。
涙点プラグを挿入することによって、眼に涙が溜まりやすくなり、眼の表面を傷つけることや、渇きを改善する効果が期待できるでしょう。
専門医の判断を仰ぐ形にはなりますが、点眼薬の投与で効果が得られない場合には相談してみてください。
ドライアイは眼の病気でも比較的多くの方が発症していますが、日頃の生活で少し注意するだけで対策を取ることが可能です。
- パソコン、テレビ、スマートフォン利用時に意図的にまばたきをする
- コンタクトレンズの使用を控える
- エアコンが直接当たらない位置で生活を送る
上記はドライアイの代表的な対策法と言えます。
アイラインなど過度に使用している方はまばたきの回数が減るなど、ドライアイを発症しやすい傾向にありますので、改善するためにメイクを控えるのも効果的です。
対策を取りながら、ドライアイを発症してしまった方は眼科へ受診し、経過を観察しましょう。
患者数が圧倒的に多い病気だからこそ、自身が発症する可能性をしっかりと受け止めてください。
心当たりがある方は早めに発見し対策・改善のための行動を起こしましょう。